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〜ひろこ〜 4

〜ひろこ〜 4
昭和26年 大晦日
ひろこはニコニコニコリン嬉しそうにウメと一緒に粕汁をつくっている
ウメは昨日で仕事納めで今日は朝から子供たちと部屋掃除をしたり、散歩に出かけたりして久しく一緒に過ごした

「今日は鮭を入れて年越し粕汁やで」とウメはひと切れの鮭を解して粕汁に入れた

「うち お母ちゃんの粕汁が大好きやねん 久しぶりやな 嬉しいわぁ 」
「ひろこ 年越し蕎麦やのうてかんにんな」
「お母ちゃん、粕汁で上等や!みんな喜ぶでぇ」

「ただいま−! 終わった終わった!明日から休みや! なんかいい匂いすんな−」と今年最後の新聞配達を終えた長男カズオが帰ってきた

「おかえりぃーカズオご苦労様でしたな おおきにな」
「おっき兄おかえりぃー、今日は年越し粕汁やで、しゃけ入りやでー!」
「ほんまぁ、ええな、楽しみやな 匂いおかずにしてご飯食べれるわ」
「お母ちゃん、カズオは匂いだけでいいねんて、おっき兄の分はみんなで分けて食べよなーミチオにはおっき兄のシャケあげるわな」とひろこはちゃかした
「何でやねん、お母ちゃん頼むでー」とカズオは靴を脱いで上がってきた

「あっ!あかん、もう行かんな、ほんな うち恭子おばちゃん てつどうてくるわ」
「なんや今日も行くんか えらいな」 とカズオが言った
「美容室は年末が忙しいねんて、その代わり明日から3日まで休みやで、ずーとお母ちゃんとおれるわ」
「そうか 頑張りや」とカズオは片手を上げた
次男ミチオは(今日ぐらい休ませてくれてもいいのに...)と言いたかったが黙ってひろこに手を振った
ヒデオはひろこに近寄って耳元で「いってらっしゃいしゃい はやくかえってきてな」と囁いた
ヒイコはウメにおんぶされて眠っているヒイコの寝顔を見て、ウメに微笑んだ
そして「O〜K!」とヒデオにウインクをして 「それでは皆の衆ひろこ姫 行ってきまーす」と元気よく陽気に出かけた
ウメは、ひろこの明るさにほっとして「お姫様行ってらっしゃいませませ」と見送った
ミチオは「お姫様はお手伝いとかせえへんちゅうねん」と一人独り言を言った

〜つづく〜

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コメント

ぼくは僕

ぼくは僕と申します

ぼくが思うには好きなことで稼げたらいいとおもいます
けど自分を試せることで稼げたらもっといいとおもいます

稼ぐってとても深い意味があると思います

お金を稼ぐ
時間をかせぐ
心を稼ぐ

人各々すべて大切

ぼくは何であれ一生懸命に頑張ったことが自分の価値を稼いだことに成るとおもいます

稼ぐって奥深いだけではなく
現在過去未来を総長した生きるための言葉なんだなとおもいました

ぼくは時の中で微妙な心を稼ぎたい...

ぼくは僕

ひろこがんばれー

僕さん
ありがとう
うち、頑張るわとにかく頑張るわ
ありがとう

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